センターの紹介
About

センターについて

子どもから大人まで、地域の「こころの健康」に寄与する心理科学の実践を行う施設です。

関西学院は、広く社会や地域に貢献(奉仕)するため、自らを鍛えるという「Mastery for Service」をスクールモットーとしています。
関西学院大学は、この理念に基づき、文学部総合心理科学科および大学院文学研究科心理科学領域において、国家資格「公認心理師」を目指す学生への教育・実習を行い、総合的な心理に関する支援を広く社会や地域の方々へ提供するために、心理科学実践センターを西宮北口キャンパスに開設しました。

センター長の挨拶

私たちの関西学院大学文学部心理科学実践センター(center for PSYchological SErvices and Research――通称 PSYSER・サイサー)をご存じでしょうか?サイサーは、2019年4月の開設から7年目を迎えました。7年という歳月は、人の発達に重ね合わせるならば、まさに「7歳の壁」を迎えようとしている時期なのかもしれません。サイサーも、生まれたばかりの無垢な状態から、環境・周りとの相互作用を通して、世界や自分を知り、徐々に発達して参りました。子どもであれば、これから具体的な操作を通してより複雑な仕組みや関係性を身につけ始めるように、いくつかの使命を持って生まれてきたサイサーも、更なる発展と深化の時を迎えているのだろうと思います。

まず、サイサーは教育施設です。何よりも公認心理師受験資格取得を目指す大学院生の実習の場としての教育的役割があります。私学最古の歴史を誇る関西学院大学心理科学研究室100年の歴史の礎の上に、サイサーの開設以来、多くの公認心理師が巣立っていっております。大学院生たちは、座学による知識と臨床実践の現場との間で葛藤し、試行錯誤を繰り返しながら、その専門性を高め、真の心理的支援の学びに邁進しております。
そして、サイサーは社会貢献施設です。社会における心のケアの重要性はますます高まっており、専門機関への期待はどんどん大きくなっています。子どもから高齢者まで幅広く地域の方を対象とした心理相談、教育者や心理臨床の実践家を対象としたワークショップ、広く一般市民を対象とした公開講座など、多様なプログラムを通して、社会への貢献を目指しています。加えて、青年期発達支援事業や企業の子育て支援事業との協同による活動も行っています。
さらに、サイサーは研究施設です。臨床実践や発達に関わる研究活動を中心に、幅広く社会や地域の「こころの健康」に貢献するため、様々な活動を並行して行っています。

今後も、これら3つの柱の活動、一つ一つを充実させ、地域や社会に貢献できる関西学院大学心理科学実践センターとして羽ばたいていきたいと考えています。人間の「こころ」に関わる学問を基とした臨床実践をしっかりと発達させていくことが私たちの使命であり喜びです。これからも引き続き、皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

2025年4月
関西学院大学文学部心理科学実践センター
センター長  成田 健一

スタッフ紹介

顧問 桂田 恵美子 名誉教授(Ph.D.(発達心理学))
センター長 成田 健一 教授
センター副長

佐藤 暢哉 教授(博士(学術))

米山 直樹 教授(博士(文学)、公認心理師)

相談指導員 佐藤 寛 教授(博士(心理学)、公認心理師)
主任相談員 中島 道子(公認心理師)
相談員

斎藤 ひみこ(公認心理師、臨床発達心理士)

池田 東香 実習助手(博士(医学)、公認心理師)

新居 彩乃 実習助手(公認心理師、臨床発達心理士)
研修相談員

本学 大学院生

*上記のスタッフの指導のもとに、心理相談活動を行っております。

施設紹介

パンフレット

PDF形式のパンフレット をご用意しております。ご利用ください。